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屋根の素材について

家づくりを考える上で、どのような外観にしようかと考えられるかと思います。
この外観は外壁や屋根に何を選ぶかによって印象が変わります。この時、屋根の素材は外観のイメージだけでなく建物のメンテナンス性や耐久性にも影響を与える要素となります。今回は屋根の素材に絞って少しご説明させて頂きたいと思います。

まず、屋根の素材の種類として窯業系、スレート板系、シングル板系、金属板系と大きく4つに分類できます。
それぞれの特徴についてですが、

・窯業系 粘土瓦(いぶし瓦)
粘土瓦に釉薬を塗らず窯に入れて蒸し焼きにすることで瓦の表面に炭素膜を作り、銀色の仕上がりになります。いぶし瓦と呼ばれ、日本で古くから使われている瓦です。耐久性が高く、割れなどの劣化がなければ数十年メンテナンスを行わなくても良い程です。尚、日本で有名な三大産地としては、淡路・三州・石州があります。

屋根の素材について01

 

・窯業系 粘土瓦(釉薬瓦)
粘土瓦に釉薬を塗って焼くことで発色させて仕上げる瓦です。形状もS形など様々な形があり、また色のバリエーションも豊富なことから洋風の住宅等でよく使用されます。

屋根の素材について02

 

・窯業系 セメント瓦
モルタルを型に入れ成型した瓦で表面に塗装を施した瓦です。表面の塗装で性能を保つため塗装のやりかえなど定期的なメンテンスが必要です。

屋根の素材について03

 

・スレート板系屋根材
粘板岩やセメント等を板状にして成型した屋根材です。薄く軽量という特徴がありますが、強度的に弱く、ビビ割れ等の劣化に注意する必要があります。定期的なメンテナンスは必須と考えられます。尚、昔はアスベストを含有して成型されていましたが、健康・環境の問題から現在は使用されていません。

・シングル板系屋根材
シングル板はアスファルトシングル屋根と呼ばれガラスの繊維にアスファルトを染み込ませて表面に小さな石粒を吹き付けて成型する屋根材です。軽量ではありますが、薄く耐久性が心配されるため定期的なメンテナンスを行う必要があります。

・金属板系屋根材
金属板屋根で有名なものとしてガルバリウム鋼板がありますが、これはアルミニウムや亜鉛・シリコンなどにより成型し、メッキ加工された金属製の屋根材です。軽量で耐久性が高く、コストパフォーマンスにも優れるため幅広く使用されている屋根材です。

屋根の素材について04

 

以上、大きく4種類の屋根材についてご説明しましたが、家づくりの際は建築時の費用面だけでなく、その後のメンテナンス性にも注意して頂きたいところです。屋根のメンテナンスには足場も組む必要があり、定期的にその費用が発生することを考えるとできる限り耐久性の高い素材を選んでおきたいものです。
弊社では、耐久性面を考え粘土瓦や金属屋根をおすすめさせて頂いております。
家の耐久性に重大な影響を与える屋根材です。家づくりを考える際は注意して選びたいですね。

 

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