【丹陽社の勉強会】京都の聴竹居に行ってきました。
丹陽社の勉強会としてスタッフみんなで聴竹居の開催イベントに行ってきました。
『講師と巡るハイグレードな大山崎探訪・・・国宝茶室『待庵』と聴竹居・・・』のツアー詳細はこちら
http://chochiku.exblog.jp/25288431/
感想からいいますと・・・・
とっってもよかったです!
今回のこのツアーでは大山崎のお寺や建物を回り、それにまつわる歴史を解説していただくものでした。
山崎駅に集合し、妙喜庵(待庵)→離宮八幡宮 →聴竹居(昼食・聴竹居弁当) →宝積寺 →アサヒビール大山崎山荘美術館とボリュームたっぷりのツアーでした。
中でも特に感動したのが、建築家・藤井厚二さんの実験住宅『聴竹居』です。
◎聴竹居とは?
京都府乙訓郡大山崎町の天王山の麓に創建時と変わらぬ姿で建つ「聴竹居」(ちょうちくきょ)は、建築家・藤井厚二(1888~1928)の第5回目の実験住宅(自邸)です。今から80年ほど前の昭和3(1928)年に建てられた「聴竹居」は、一番身近な建築・住宅の理想形=「真に日本の気候・風土にあった日本人の身体に適した住宅」を生涯追い求めた藤井厚二の研究と実践の集大成です。
「環境の世紀」と言われる21世紀。環境、風景、住まいへの関心が一段と高まっている現代において、藤井の残した名言「其の国を代表する建築は住宅建築である」のもつ今日的な意味はきわめて大きいと言えます。
出典:http://www.chochikukyo.com/about/index.html
この聴竹居は約80年前に建築家の藤井厚二さんによって建てられた実験住宅です。
聴竹居は実験住宅としては5軒目の住宅にあたります。
それだけ、いろいろ試行錯誤して建てられている分、
80年前に建てられたとは思えないほど、設計、デザインにこだわって作られていました。
実際この家には藤井厚二さんは10年ほど住まわれていたそうです。
①自然環境を利用した設計
南東の壁面はガラス窓になっています。
屋根勾配を低くし、軒が窓から見えないように工夫されています。
屋根には銅板を使用し、重量を軽くし、その分本体の柱を細くしている。
柱を細くすることによって景色の邪魔をしないようなデザインになっていました。
また、『クールチューブ』と呼ばれる、北からの冷たい風を地面から取り入れる装置が床下にありました。
ここから冷たい風がやさしく流れてくるんです。自然のクーラーですね(^^)
暖かい空気が抜けるように天井には換気口が各部屋にありました。
②建具、照明、家具、時計などすべてオリジナルデザイン!
藤井厚二さんは家だけでなく、造りつけの建具、テーブル、イス、照明まですべて自身でデザインされているのです。
すべてがとてもモダンで美しかったです。
③和と洋の生活様式を融合させている。
イス座とユカ座の融合を目指し、和室に作り付けのイスを配置しています。
イス座に合わせるため、床の間を通常より高い位置で作ったり、
リビングに小上がり(小上がりに座っていても、イスに座っている人とも目線の高さが合う。)を設けたりなど随所に工夫が見られました。
いかがでしたでしょうか?
これだけでなく、本当にいろいろな場所でいろいろな工夫が見られたおうちでした。
自分で住まわれているからこそ、改善点がわかるのでしょうね。
聴竹居では、お昼のお弁当もごちそうになりました。
このお弁当がまたおいしくて。おいしくて。
幸せな気持ちになりながら、みんなで帰りました。
個人的にも、もう一度行ってみたい場所です。
◎聴竹居
http://www.chochikukyo.com/
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