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和歌山 九度山 板倉造りの家 竣工

和歌山九度山の板倉造りの木の家工事ブログです。

和歌山県九度山の板倉造りの家が竣工しました。

九度山の自然環境を大いに活かした自然を感じられる家です。

 

周囲環境を活かした大きなポイントとしては、

・機械に頼らない、家内部での空気の流れ

・自然光、自然風の取り入れ又は遮り

・家内外とのつながり

これらに配慮した設計を行っています。

 

こちらのお宅は周囲が自然に囲まれ、南側は崖を下ったところに川が流れ、

また、南側を陽射しや景色を遮る建物がない立地条件でした。

その為、夏場は陽射しを緩和する設計をしています。

 

陽射しを遮る工夫としては夏至と冬至の太陽高度の違いです。

夏至は太陽高度が約80度と高いのに対し、冬至は太陽高度が約30度と低いため、

夏の陽射しを緩和するために南側の軒を深くし、軒で直射日光を遮るようにし、

家内部に太陽光の熱が入り込みにくくしています。

又、西側は窓を小さくし、西日が張り込みにくくように配慮しています。

 

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夏場は太陽の直射日光を軒先で遮りながら、自然光・自然風は家内部に

取り込むという考えです。

冬場については南側からの太陽光を積極的に取り入れ、

自然光を確保し、暖かな室内環境になるよう配慮しています。

冬場の熱源についてはマキストーブを利用し、寒い日はストーブの熱で

室内を暖く保ちます。

 

内部の空気の流れは暖かい空気は上昇し、冷たい空気は下降するという

自然の原理を取り入れた温度差換気を機能させる設計です。

夏場は南側から取り入れた風と内部の熱を1階~2階~小屋裏へと流し、

北側の窓と小屋裏の温度センサー付換気扇により熱を排出させます。

冬場は内部1階のマキストーブによる熱を1階~2階~小屋裏へ流し、

小屋裏のファンから下部へと流し、家全体に空気を循環させます。

 

 

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↑● 建物正面(西側)

西日に配慮し、窓は極力小さくしています。

 

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↑● 建物南側

南側は軒を深くし、窓は大きく開口を設け、

自然光と自然風を取り入れます。

 

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↑● 建物南東側

外壁には焼杉を施工しました。

こげ茶色の焼杉の表面にウレタン塗装を施したより耐候性の高いものを

使用しています。焼杉は劣化した時のやり替え等bメンテナンス性も良いです。

 

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↑● 玄関

木製の玄関戸です。玄関ホールは障子でリビングとを仕切って風除室の機能を

持たせています。

強風時は木製玄関戸の隙間から風が流れる恐れがありますが、

風除室を設けることで、風を緩和でき、又冬場は玄関の出入りで内部の熱が

逃げていくのを抑えてくれます。

 

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↑● リビング

南側には引き込みの障子を設け、障子を閉じるとやわらかな光になります。

風や光を取り入れる時は障子を引き込めるので、窓を全面的に利用できます。

 

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↑● リビング

リビング上部は空気を循環させるための格子の開口を設けています。

この格子の開口は2階では下部に面し、足元から空気が循環されます。

1階の熱気はこの勾配天井面にたまり、2階へ抜けていく仕組みです。

 

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↑● マキストーブ(ロケットストーブ)

燃焼効率の良いマキストーブです。

冬場はこのストーブの熱を家全体に循環させます。

 

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↑●リビング

ストーブは階段下のスペースを有効活用して設置しています。

冬場はここからの熱を家の中全体に循環させます。

 

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↑● リビング

リビングの中央部には大黒柱を入れました。

家のシンボルとして、又、構造面からも有効な大黒柱です。

 

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↑● リビング

リビングの中央には堀ごたつを設けました。

床には蓋ができるので、ホールとして使いたい時は蓋をします。

床の開口部分に座卓をおくことで堀ごたつになります。

また、床下には後から熱源を設置できるようにコンセントを設けてあります。

 

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↑● リビング

リビングには壁面棚を多く設けています。

このガラス棚は物を置いて飾り付けをするとより映えます。

 

 

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↑●ガラス棚

壁面はできるだけ棚にして物を飾れるようにしたいという

ご要望にあわせて、壁面いっぱいに可動式の壁面棚を造って、

ガラス戸で閉じれるようにしました。

飾り付けをするととてもいい感じの棚に仕上がりました。

 

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↑● キッチン

リビングでの動線に配慮した位置にキッチンを設けています。

奥には勝手口があり、外へすぐに出られるので、マキ小屋から

ストーブのマキを運んだりが楽になります。

 

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↑● ステンレスの洗面カウンターです。

木とステンレスの雰囲気がとてもいいです。

洗面の横には壁をくり貫いて棚を作りました。

 

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↑● トイレ

出入り口は出入りがしやすい引き戸にしました。

床は汚れや水がかりを気にして杉より硬い材種の無垢材で仕上げました。

この無垢フローリングは表面に浸透性の自然系塗料で仕上げがされたもので、

床が冷たくなりにくく、肌ざわりも良いです。

 

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↑● ユニットバス

ユニットバスは大きすぎないシンプルなものにしました。

又、日常の手入れやメンテナンスもしやすいです。

 

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↑● 階段

階段はかなり緩やかになるように設計していますので、

階段ののぼり降りにかかる身体への負担を軽減することができます。

 

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↑● ガラスクラフト

いくつかの建具にはガラスクラフトを入れました。

このガラスクラフトはお施主さまにお作り頂いたもので、

家づくりの記念と、家へより愛着を持ってもらえたらと

思い、ご提案しました。

 

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↑● 洋室(作業室)

2階は2部屋設けて、一室は作業室としての使用します。

壁面は創作活動に使う道具がたくさん収納できるように棚を設けています。

カウンターの足元に見えるのは1階の勾配天井面の部分です。

1階からの空気はこの足元から上部の小屋組へと抜けていきます。

 

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↑● 洋室(作業室)

カウンターのある面は南に向いているので、自然光を多く

取り込めます。光が気になるときは障子を閉めると淡い光に

変化させることができます。

又、この窓からは高野山の景色が一望できるので、

景色を見ながらゆっくりと創作活動ができるお部屋です。

 

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↑● 洋室(作業室)

作業室には創作活動のために奥行のあるカウンターを

施工しました。カウンターの少し上に作業棚として

奥行の短いカウンターも作りました。

 

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↑● 洋室(作業室)

作業室内部には幅広の収納棚も造りつけています。

幅のあるものはこの棚にしまうことができます。

室内に作業で使った道具を洗うための流しも設けています。

又、部屋の奥には休憩スペースとして2帖程の小部屋を設けました。

 

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↑● 洋室

作業室の隣にはもう1室お部屋を設けました。

作業室と同じく、正面の格子部分は1階からの空気が流れるようになっています。

 

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↑● ロフト

2階上部には物置スペースとしてロフトを設けました。

ロフトを有効活用して普段使わないものはここにしまっておきます。

ロフトに見える格子部分は2階からの空気が流れてくる仕組みになっています。

1階から2階、2階からロフトというように小屋組部分に空気を流し、

北側の窓を開けることで熱気を排出する空気の流れを作ることができますし、

冬場はロフトに付けたファンで空気を下に流して、家全体に空気を

回すようにもできます。

 

 

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↑●テラス

外部の玄関のすぐ隣にはテラスを造りました。

建物と同じ雰囲気になるように外壁は焼き杉を使用して、

一体的な印象にしました。

 

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↑● テラス

テラスには入り口に焼き杉を使った引き戸を付けました。

戸を締めると建物の一部になります。

 

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↑● テラス

テラス内部は壁にする部分とネットを貼り風をとりいれる部分とがあり、

南側はネット貼りにしてテラス内部に風を流すようになっています。

テラスを通して南側から家内部に風を取り込みます。

又、屋根は自然光を遮らないように透明の波板を施工したので、

テラス内と家へ光を取り込むことができます。

 

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↑● テラス

テラスは戸を締めて、建物の南側の窓をオープンにすると

内外一体で使える空間になります。

お客さんを招いてパーティをしても楽しめる空間です。

家とテラスとの段差は低くなるようにし、リビングの延長として

テラスを使用できます。テラスは虫等が入ってこないように

可能な限り隙間のないようにしましたので、内外一体として利用しても

問題のないようにしました。

又、床は三和土仕上げにしています。

 

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↑● 石窯(テラス内)

テラスの横には、テラスを延長して石窯スペースを設けました。

この石窯でピザを焼くことができます。

お客さんを招いて、テラスでパーティをしながら、

石窯で焼いたピザを食べたりするそうです。

とてもいい雰囲気で楽しめるでしょうね。

 

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↑● マキ小屋

ストーブと石窯のためのマキです。

今回、建築で出た廃材の一部は燃料として

マキ小屋に置いておきました。

 

 

 

心地よい自然に囲まれながら、自然を感じゆっくり過ごせる暮らしを・・

木の家はお施主さまによってどんどん変化していくお家です。

これからこの家で日々の暮らしを楽しんでいただき、

その過程で家の風合が変化していくのが楽しみです。

 

自然を感じて心地よく、毎日楽しい暮らしが送れることを心より願っております。

和歌山 九度山 板倉造りの家 ~ 自然を感じる無垢の家 ~

設計者:丹陽社  高島 悠

 

 

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