これから健康住宅を建てる方への10ヶ条
こんにちは。大阪・滋賀・和歌山を中心に、自然素材の家づくり、注文住宅を手がけている丹陽社、ブログ担当です。
近年日本では健康意識の高まりと共に、健康住宅を建てたいという需要がますます増えてきています。
健康住宅を扱う工務店や設計事務所も多くなっていますが、自然素材を一部分のみ使用しただけでは健康住宅とは言えません。
健康住宅を建てたはずが、土台の部分に防腐剤に漬け込んだ木材を使っていたため体調を崩してしまったというケースもあります。
これから健康住宅を建てたいという方には、より良い業者や材料を見極めるための知識が必要となります。
そこで今回は、健康住宅にこだわり続ける弊社が考える「これから健康住宅を建てる方に知っておいてほしいこと10ヶ条」をお伝えします。
Contents
■ここだけは押さえておいたほうが良い!ポイント!
その1:石油系建材について
シックハウス症候群の原因になる化学物質や石油系建材を使っていないかどうかチェックしましょう。
石油系かどうかの見分け方は簡単です。カタログに載っている和紙やクロス、珪藻土などで「石油系成分が入っていません」と書かれている製品のサンプルを取り寄せて燃やしてみると、石油系成分が入っている場合は鼻にツンとくる匂いがして黒い煙が出るのですぐにわかります。
弊社では素材選びの際、お客様の前で実際にサンプルを燃やしてお見せすることもございます。石油系の素材と自然素材のメリットとデメリットを十分にご説明しお選びいただきます。
その2:漆喰の効果
漆喰にはウイルスを除去する働きがあるので、昔の家の水周りには漆喰が塗られていました。また漆喰には「白華」といって自ら白くなる作用や防火作用もあります。マンションのリフォームでは床は杉材、壁と天井は漆喰で真っ白に塗り固めることで健康住宅としての効果が期待できます。
その3:断熱の重要性
日本の家は「リビングは暖かいが廊下は寒い」など部分的な断熱で造られています。急激な温度変化でヒートショックが起こり、命に関わる場合もあります。
昨今、日本ではこのヒートショックが原因での死亡者数が交通事故での死亡者数の約4倍にも及び問題となっています。
昔の日本の家は、夏に感染症などで亡くなる方が多かったため「夏向きに建てましょう」と言われてきました。しかし今は平均寿命が伸び、冬に脳卒中や循環器系で亡くなる方が多くなったため「断熱をして暖かい家にしましょう」と言われています。
漢方でも「未病」といって体を冷やすことは病気の元であると言われています。
健康住宅を建てる際は断熱性にもこだわりましょう。
その4:木材について
健康住宅を建てる際に最も重要になるのが木材です。弊社では「無垢材」といって一本一本の木から切り出した木材を使っています。木材と一括りに言っても中には、見た目は木材に見えるけれども表面だけに木材が薄く貼られているケースもあります。どんな木材を使っているか、無垢材を使っているかどうかをしっかり見極めましょう。
その5:杉について
弊社では杉を使用することが多いのですが、杉は「多孔質」といって空気の孔がたくさん空いている素材です。そのため調湿性が高く、一度温まると冷めにくく耐熱性にも優れています。肌触りが良いので素足でも過ごしやすい家になります。
多孔質の杉は静電気がたまりにくいので、帯電体質の方でもストレスになりません。「杉を使っています」とうたっていても、国産のものではなく外国産のものを使用している場合もあります。四季のない外国産の杉は年輪がないため、国産の杉とは強度が異なります。シロアリに弱いなど品質にも違いがありますので注意しましょう。
その6:木材の乾燥方法について
たとえ同じ木であっても天然乾燥か高温乾燥かで香りが全く異なります。香りは健康住宅の大切な要素ですので、木材選びの際は乾燥方法も注意して聞いておくと良いでしょう。
その7:自然素材の経年変化について
10年後、20年後の経年変化を考えた際、工業製品は出来上がった時がピークであり、経年変化は劣化でしかありません。一方で自然素材である無垢材はしっかり呼吸をし、経年変化により飴色に変化することで深みのある雰囲気になります。
自然素材は10年20年経っても素材としては劣化することがありません。メンテナンス性を考慮した場合、例えば工業製品のフローリングだと表面が擦り減ってしまえば張り替えなければなりませんが、無垢材のフローリングは経年変化で色が代わりつるっとした質感になります。自然素材は劣化ではなく経年変化なのでメンテナンスが不要です。
その8:自然素材の耐久性について
先ほどと同様にフローリングを例にすると、工業製品は表面の部分が痛んで根元の構造が見えてしまうと一気に劣化してしまいます。ビニールクロスは経年劣化により黄ばんで見栄えが悪くなることは避けられません。自然素材の木材や漆喰は劣化することがなく、耐久性も高いままです。
その9:工務店と設計事務所の違い
工務店が主体となる会社さんでは自分たちの作りやすいものを提案してしまいがちな傾向があります。一方、設計事務所ではお客様のご要望から図面に起こしていき、その図面を主体に工事が進められていくので、お客様のご要望そのものを形にすることができます。
その10:実際に行って見て体感
健康住宅はホームページや広告を見るだけではなく、実際に行って見て体感しましょう。弊社では定期的に見学会や体験会を開催しております。実際に行って見ることで気づきを得たり、口や文章・写真では伝えきれない香りや質感、雰囲気などを体感することができます。
以上が弊社の考える「これから健康住宅を建てる方への10ヶ条」でした。
健康住宅を建てる際は、これらのポイントをぜひ参考にされてみてください。
丹陽社の考える「健康住宅」は、住まい手が安心・安全な毎日を過ごせるよう、日本の建築に受け継がれてきた知恵を最大限に活かし、自然素材にこだわった家づくりのことを意味します。見学会や体験会も定期的に開催しています。健康住宅に関するご質問やご相談は、丹陽社までお気軽にご連絡ください!
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