【屋根~外壁】服部緑地「板倉造り」事務所棟移築
大阪府豊中市の服部緑地公園の日本民家集落博物館内での「板倉造り」の事務所移築工事のブログです。
※この板倉造りの建物は、東日本大震災の復興住宅として2011年に福島県いわき市にて建築されていた建物の移築です。
屋根断熱材
屋根には断熱材を施工しますが、断熱材には茅を使用しています。
日本で古くから利用されてきた素材で、この日本民家集落博物館内にも茅葺き屋根があり、
茅を断熱材に使用するのはこの場所にはぴったりです。
屋根防水ルーフィング
屋根には防水のためのルーフィングが施工されています。
ルーフィングの施工が終わると屋根仕上げ材で仮設住宅で使用されていたガルバリウム鋼板を再利用します。
耐力壁木摺板
耐力壁となる木摺り板を板倉造りの落とし込み板へ打ち付けていきます。
板倉造りは落とし込み板の上にこの木摺板を打ち付けることで耐力壁となる大臣認定を取得しています。
地震に粘り強く耐える木組みの柔軟な構造が発揮されます。
床断熱材
床にも断熱材を施工していきますが、施工性を考慮して床下にはポリエステル製の断熱材を使用しました。
もし燃えてしまうようなことがあっても有毒ガスを発生させず、また断熱材自身の肌触りもよく、
体にやさしい健康的な素材を使用しました。
外壁防水紙
外壁面への木摺り板の打ち付けが完了すると防水紙を施工していきます。
このあと外壁の仕上げには、杉板を施工していきます。
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