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あきらめないで!リフォームでも実現できる”断熱対策”

こんにちは。大阪・和歌山・滋賀を中心に自然素材にこだわった注文住宅を建築している、丹陽社ブログ担当です。

弊社ではお客様に”木のぬくもり”を実際に肌で感じていただくためにも「板倉造りの健康住宅」を実際に見学していただく機会を設けております。

先日はリフォーム工事を行ったお客さまのお家を訪問し、見学会をさせていただきました。
見学会の最中、ご来場くださったお客様より「家の建て替えをせずとも、リフォームで”断熱対策”はできるのか?」といったご質問をいただきました。

断熱リフォーム

リフォームで今の家をより暖かく、涼しくすることはもちろん可能です。
新築でお家を購入されてから30年くらい経ってくる頃というのは、住まい手さんご自身も50〜60代に差し掛かり老後の生活をご検討される時期です。
新しく新築に建て替えるのか、部分的なリフォームで補うのかはとても悩ましいところだと思います。

弊社では自然素材にこだわった新築住宅も建築していますが、リフォームでも健康な暮らしを考えたココロとカラダに優しい家づくりをご提案しています。そこで本日は、ご質問にもあった「リフォームでの断熱対策」について書いてみようと思います。

■断熱対策が考慮されていなかった時代

断熱対策 リフォーム

「断熱対策」を考える上で、まずお家の築年数からわかることがあります。
一言で言うと、昔の家は断熱があまり重要視されていませんでした。

なぜなら急激な温度変化が引き起こす「ヒートショック」は最近になって問題視され広まっていった言葉です。家の温度が人の命に関わるということが問題として認識されるまでは、「断熱対策」はさほど重要視されていなかったのです。

つまり、最近建てられた住宅には”断熱性能”が1つの基準として設けられていますが、築年数がが古ければ古いほど、断熱対策が行なわれていない。そういったケースが多いのです。

ではそれは、お家のどこに表れるのでしょうか。
順を追ってご説明していきます。

■シングルガラスとペアガラス、窓の違い。

まずは窓ガラスです。
最近の住宅の窓ガラスは、外気の気温が室温に影響することをできるだけ避けるため「ペアガラス(2層のガラス)」を採用することが多いです。

しかし10〜20年以上前に建てられた住宅では「シングルガラス(1枚のガラス)」を採用されていることがほとんどです。この場合窓から外気の影響を受けやすくなります。

では断熱対策としてどんなリフォームができるのでしょうか。

弊社ではシングルガラスの場合には、そこへ内窓をつけ、ガラスが2枚の状態をつくりペアガラス同等の機能を備えます。
また他にできる対策として、サッシのガラスだけをペアガラスに取り替える施工も可能です。

■床・天井・屋根裏の断熱材の違い

床・天井・屋根裏部分も、築年数が古くなればなるほど断熱材の使用量が今の標準よりも使われていないケースが多いです。

断熱対策 リフォームで実現

天井は、天井裏となる部分に10〜20cmの断熱材を敷くことで対策します。
屋根裏での断熱の場合は、屋根の裏側から伸びる斜めの垂木の下に5〜10cmのボードタイプの断熱材を敷くことで対策します。

さらに、屋根裏が露出しているお家の場合であればその内側に石膏ボード等を貼り付けて仕上げを行う場合もあります。

壁の断熱対策は、既存の壁を残し断熱材を上から乗せる形で施工します。
その上から更に内側に壁を造っていきます。内側に壁を造るということは、少し空間が狭くなります。

しかし、例えば耐震改修も一緒にされるような場合には、解体と同時に断熱材を入れることができますので空間が狭くなる心配はありませんし、トータルで考えると費用も抑えられます。

次に床下です。やはり足元を暖かくしたいというご希望は非常に多いです。
床下には「大引き」という床組の重要な部材が入っているのですが、厚さ5cm程度のボード上の断熱材をこの大引きの間に留め付けていきます。

床の一部に穴を開け、そこから潜り込んで順番に打ち付けていきます。
「以前は暖かいスリッパがないと歩けなかったけれど、今は素足で歩ける」といったお客さまの声を沢山いただいています。

断熱対策 リフォーム

これらの断熱リフォームは夏場にも効果を発揮し、部屋の冷気を外に逃がさない効果も持っているため、6畳用のエアコン1台で”16畳”を一気に涼しくできるようになったお家もありました。節電にもなり、リフォームとはそれだけ大幅に住環境を改善できるのです。

■丹陽社の断熱材は性能・健康に特化した「ポリエステル」

断熱材にも様々な種類があります。素材はグラスウール、 ロックウールや羊毛、木や新聞を再生させたものなどです。その中で、人々の健康的な生活を守ることを重視している弊社ではポリエステルを採用しています。

その主な理由はこの3つです。

①燃えても有毒ガスを発生させない
②透水性に優れている
③肌触りが良い

このように人体への悪影響が少なく性能面でも優れているのです。
②の透水性に関してですが、例えばグラスウールは水を含むと収縮し、乾いてもそのまま元には戻りません。
外気との温度差で発生した結露を吸収してしまい、リフォーム時に解体すると壁の内側でずり落ちてしまっている状態をよく目にします。

その点、ポリエステルは水がかかっても下に流してくれるので、たとえ壁内で結露が生じてしまう状態になったとしても結露のせいで断熱効率が悪くなるという心配はいりません。

断熱対策 リフォームで実現

見えない断熱材にも、住む人の健康に思いやりを持ちたい。
その気持ちより、弊社では断熱材にもこだわりを持って厳選しています。

■お客様のご要望に合わせたリフォームが可能です

さて今回は断熱に関するリフォームについてご紹介しました。
床も窓も屋根も一度に改修のご要望をされるケースは多いです。大掛かりな工事の場合には概ね3〜4ヶ月の工期をいただいて施工します。

一方で、もちろん一部のみ部分的にリフォームすることも可能です。
例えば「水回りだけ」「リビングと寝室のみ」というように、よく使うお部屋だけをリフォームする方法。コストも抑えることができますし、ご家庭やお家の使い方によってご要望も様々です。

私たちは、お客様の生活に寄り添い”健やかな暮らし”をご提供しています。
何かお困りやお悩み事があれば、まずはお気軽にご質問いただけますと幸いです。 

大阪

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