伝統構法の耐震性
【※2016年8月17日の記事を再編集しています。】
おはようございます。
「和みの一級建築士」オカです。
ちょっと間が空いていましたが復活です。
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私たちの手がけている『板倉造り』の家の構造は、伝統的木造建築(伝統構法)に分類されます。
伝統構法は、しなやかな構造で地震の振動を分散・吸収されるといわれています。
中世の社寺に起源を持つ伝統構法は、
◎柱や梁など縦横の木軸をつなぎ、耐震金物や斜めの筋交いを使わない
◎やわらかい土壁や板倉壁
◎柱を礎石に固定しない「石場立て」といわれる工法
などが特徴です。
つまり、
木の変形やめり込みで自身の力を分散・吸収する。
激震にあえば柱脚が浮いて地盤から建物に力が伝わるのを遮る。
のです。
伝統構法の家は建物が揺れて地震の破壊力を受け流すんです。
能登沖地震の際には建物が10何センチも横揺れしましたが倒壊はしなかったそうです。
在来工法のように、建物が踏ん張って地震力を正面から受け止めません。
だって建物の踏ん張る力より地震の力が想定以上の力なら倒壊してしまいますよね。
この地震国日本に2千年以上も培わられてきた伝統構法は日本人の知恵なんですね。
バリバリだぜぃ!!
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