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奈良広陵 無垢と漆喰の耐震リフォーム 竣工

奈良県広陵町での自然素材を使った戸建耐震リフォームの工事ブログです。
工事が完了し、無事に竣工致しました。

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これからの暮らしを考えて、安心できる快適な住まいにしたい・・・

今回のリフォームは築30年以上の一戸建て住宅の改修で、
建物の劣化により、雨漏りや床仕上げの歪み、雨樋の詰まり等、色々な問題が生じておりました。
耐震性にも不安があり、断熱性も低く、冬は床からの冷えに悩まされていました。
これらの問題を解消し、耐震性・断熱性の不安を取り除き、室内は無垢材や漆喰・和紙等の
自然素材を中心に仕上げ、シックハウス症候群やアレルギーなどの原因物質を発生させにくい
人体に優しい健康的な住まいを目指して改修していきました。
これからの暮らしを考え、使い勝手の良い空間と耐震性・断熱性にも安心でき、
自然素材を使った健康的で快適な住まいへと生まれ変わりました。
今回のリフォームに併せて外壁・屋根の塗装をやり替え、雨樋も全箇所取り替えて、
耐久性を向上させ、この先何十年と暮らしていける住まいを目指しました。
今回のリフォームのポイントとしては大きく以下の3点となります。

① 耐震性について

まず、改修前の住宅の調査と耐震診断を行うことから始めました。
耐震診断の結果はやはり良いものではなく耐震補強が必要でした。
次に、改修後のプラン計画を耐震性を考えつつ、設計していきました。
今回のリフォームでは1階のリビング空間を改修前より大きな大空間として広々と利用して
頂けるように耐震補強の工夫を行いご提案させて頂きました。
工夫のポイントとしてはリビングを大空間をするためには、リビング中央部に柱や耐震壁を設ける
必要がありましたが、これをリビング中央に2箇所構造体とのバランスや上部からの荷重に
配慮しながら配置し、この耐震壁を透光性耐震壁と呼ばれる鉄板状の格子のある壁
とすることで部屋の圧迫感を軽減し、光や風が通るように計画し、リビングを入って正面に
設けることでリビングのアクセントとなるように活用し、設計しています。
このリビングの補強を主軸とし、建物全体の耐震補強を行いました。
全体の耐震補強としては、耐震診断を基に既存の筋違を調査し、金物による補強を行い、
柱の足元と上部に金物補強と耐震壁として構造用合板を打ち付け補強をし、
構造躯体としても梁や土台、柱の補強を行いました。
これらの補強により、現行の建築基準法以上の耐震性を有する判定となるように
耐震補強を進めていきました。

改修前リビング
奈良広陵 無垢と漆喰の耐震リフォーム 改修前リビング01
改修後リビング
奈良広陵 無垢と漆喰の耐震リフォーム 改修後:一体型リビング
 
奈良広陵 無垢と漆喰の耐震リフォーム 改修後:透光性耐震壁透光性耐震壁
奈良広陵 無垢と漆喰の耐震リフォーム 改修後:透光性耐震壁02
 

② 断熱性について

既存の住宅は冬は寒く、特に床下からの冷えがひどく生活に悩まされていました。
床下は布基礎のため、地盤面が露出し湿気や冷えが起こりやすく、またお家の立地条件も
影響していました。そして、建物の断熱性も低いことに加え、窓がシングルガラスであるため、
冬は寒く、夏は暑いという住環境となっていました。
これらを解消するために、床・壁・天井に新たに断熱材を敷き込みました。
使用した断熱材はポリエステル製の燃えても有害なガスを発生させず、肌触りもよい
健康的な素材です。特に冷えが心配される床下については、断熱材を敷き込んだ上に
杉無垢材30mmと15mmを二重に貼り、断熱材の効果と杉の保温効果により、
床廻りの大幅な温熱環境改善を図ります。
住宅の熱損失のほとんどを占めるのは窓廻りであることから、窓についても改善しています。
方法としては、既存の窓の内側に新しく窓ガラスを追加する内窓サッシによる改善と
既存窓ガラスのガラス部分の取り替による改善です。
これらの方法により窓からの熱の侵入・室内の熱の損失を軽減し、温熱環境の改善を図ります。
また、近年住宅において問題となっている室内の温度差によるヒートショックと呼ばれる現象の
改善にも取り組んでいます。ヒートショックは例えば、入浴で体が温まり、浴室から洗面所で
出る時に洗面所の断熱性が低いと浴室との温度差が発生し、温かい状態からいきなり体が冷やされる
状態が起き、主に高齢の方で血管の収縮等が原因で、血圧や脈拍に変動が起き、
ひどい場合には脳梗塞や心筋梗塞等の健康上の問題を引き起こすといわれています。
この健康面での重要な問題にも家全体の断熱性を向上させることで室内間の温度差を少なくし、
温熱環境の改善をすることで抑制できればと考えて取り組みました。

屋根・壁・床への断熱材敷き込み

奈良広陵 無垢と漆喰の耐震リフォーム 屋根への断熱材敷き込み
奈良広陵 無垢と漆喰の耐震リフォーム 壁への断熱材敷き込み
奈良広陵 無垢と漆喰の耐震リフォーム 床への断熱材敷き込み

 

内窓サッシ取り付け

取り付け前
奈良広陵 無垢と漆喰の耐震リフォーム 既存窓
取り付け後
奈良広陵 無垢と漆喰の耐震リフォーム 内窓設置

 

③ 自然素材への改修

無垢材や漆喰などの自然素材で造った住まいというのは、実際に体感されてその空間の雰囲気や
落着き・香りや自然な空気を感じたり気づくことが多いです。
こちらのお施主さまにも丹陽社のモデルハウスやOBのお施主さまのお住まいを実際に見学して
頂き自然素材の良さを体感し共感して頂きました。

築3年の板倉造りの家見学会
築3年の板倉造りの家見学会の様子
(※過去に開催:築3年の板倉造りの家見学会)
https://tanyosha.co.jp/20161017/itakura/minaminoda-itakura/6658

主に使用した自然素材としては、杉無垢材・漆喰・和紙の3種類です。
自然素材を使用することで、化学物質の含む素材やダニ・カビなどの発生により心配される
シックハウス症候群やアレルギーの原因物質の発生を抑制し、健康面で安心できる住まいを創り、
自然素材の持つ香りや風合い・空気により心地良い室内環境を創っていければと思っております。

杉無垢材の特徴としては、杉の心地よい香りと杉の持つ多孔質な断面による保温効果です。
これにより、杉は一度温まると冷えにくいという性質があるため、床を素足で歩いたときに
体温が床に奪われにくく、肌触りの良い床となるため冬場でも素足で歩いても冷えにくいという
環境を創ることができます。そしてこの多孔質な断面は湿気を吸ったり吐いたりする調湿作用があり、
室内を調湿し、快適な室内環境に保とうとしてくれます。
また、木の経年変化により飴色の落ち着きのある深い風合いへと
変化していく素材の変化も楽しめるのが特徴です。

床・建具・壁の一部に杉無垢材を使用
奈良広陵 無垢と漆喰の耐震リフォーム 床への無垢材使用
 

奈良広陵 無垢と漆喰の耐震リフォーム 建具への無垢材使用

 

漆喰ヨーロッパ漆喰を使用します。この漆喰は砂を含んでいるので仕上がり後にざらざらとした
テクスチャーが楽しめる素材です。この表情がある仕上げ面に照明や日光が当たると
その時の時間帯や照明器具の種類などによる光の違いでまた違った表情が楽しめます。
素材としての漆喰は強アルカリ性のため殺菌作用があり、室内の空気を清潔に保つことができ、
風邪菌などのウイルスを除去してくれる効果があるとされています。
また、自浄作用と呼ばれる日光との反応による漆喰自身で白い壁を保とうとする効果を持っています。
漆喰を使うことで清潔な室内空気を保ち、健康的で安心できる室内環境を創ることができます。

漆喰の左官
奈良広陵 無垢と漆喰の耐震リフォーム 漆喰左官
 

奈良広陵 無垢と漆喰の耐震リフォーム リビング漆喰左官仕上がり

 

一部の部屋には、壁・天井に和紙を施工しています。
和紙は高知県の土佐和紙を使用します。化学物質を含むビニールクロスではシックハウス症候群等の
原因物質の発生が心配され、特に施工後は化学物質による刺激のある匂がすることがありますが、
和紙は自然素材のため、化学物質を含まずこの嫌な匂いはしません
また、施工後の仕上がりは和紙の風合いが柔らかな印象の室内が創れるのも特徴です。
ビニールクロスでは製品自体から放散される化学物質に加え、表面に静電気を発生させるため、
壁や天井に埃を吸着し、その埃が原因でカビの胞子やダニの死がい等のシックハウス症候群や
アレルギーの原因物質を発生させる可能性がありますが、室内の壁・天井にビニールクロスの代わりに
和紙を使用することで静電気を発生させず、これらの心配の少ない室内環境を創ることげできます。

和紙の施工
奈良広陵 無垢と漆喰の耐震リフォーム 天井・壁への和紙の施工
 

奈良広陵 無垢と漆喰の耐震リフォーム 壁・天井への和紙仕上がり

 

~これからの暮らしにあたって~

自然素材のお家に生まれ変わったこれからの暮らしの中で、実際に生活されてさまざまな変化が
あるかと思います。生活をしていく中で、より健康になったり、活動的になった、
ゆっくりできる時間が増えた等、色々な変化が感じられるかと思います。
自然素材の最大の魅力は、そうした目に見えない部分での良い変化や良い効果を
自然と感じられる点だと思っています。
そして、毎日の暮らしがより健康に、自然と笑顔で過ごして頂けるととても嬉しいです。

 

~各部屋のビフォーアフター~

玄関・ホール

玄関から土間スペースへ土足で利用できるように、
玄関の形状を変更して使い勝手に配慮しました。

改修前 DSCN9032▲Before
 
Sakamoto_152▲After
Sakamoto_150

 

和室→土間スペース 

これからの生活で不要となった和室を新たに土間スペースとして生まれ変わらせました。
床には、杉より硬木の桧を使用し、壁・天井には和紙を施工しています。

改修前 DSCN9086▲Before
 
Sakamoto_077_re▲After
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洗面所
洗面所は建具を引戸に改修し、利用しやすいようにしました。
床には広葉樹の無垢材を使用し、壁・天井を漆喰で仕上げています。

改修前 DSCN7777▲Before
Sakamoto_094▲After

 

浴室(浴室の拡張)
既存の浴室は狭いため、浴室を拡張しユニットバスを施工しました。
解体後劣化の見られた部分は改修しています。

解体 DSCN9220▲Before
Sakamoto_088▲After

 

※浴室の劣化状況⇒ https://tanyosha.co.jp/20180330/kodatereform/narakouryou-reform/10568

 

トイレ
土間であった1階の床は廊下と同じ高さとなるように改修し、
収納付のトイレを据え付けています。
仕上げについては、床を広葉樹、壁・天井を漆喰としています。

改修前 DSCN7818▲Before(1階)
改修前 DSCN9092▲Before(2階)

 

Sakamoto_068_re▲After(1階)
Sakamoto_144▲After(2階)

 

ダイニングと和室→リビング 

改修後のリビングを広々としたものにするため、和室をなくしました。
耐震計画をしっかりと行い、補強方法検討をしたうえでの計画です。

改修前 DSCN9044▲Before
 
Sakamoto_009_re▲After
Sakamoto_025_re

 

リビングの一部→タタミコーナー 

リビングの一部にリビングと一体的に利用できるタタミスペースを設けました。
常時は引込の障子を開いておき、障子を閉めると部屋としても利用できます。

改修前 DSCN9039▲Before
 
0Sakamoto_049▲After
Sakamoto_056_re

 

●  勝手口部分→パントリー

キッチン横に新たにパントリーを設けました。キッチンのすぐ横に配置することで、
使い勝手もよく、既存の勝手口ドアもこのパントリー内にくるように設計しました。

改修前 DSCN9038▲Before
 
0Sakamoto_020▲After
Sakamoto_019

 

 

2階ホール拡張
階段を上がって2階のホール部分を拡張し、新たに設ける小屋裏のロフトスペースへ登る
階段を設置しました

改修前 DSCN9091▲Before
Sakamoto_121_re▲After
 

洋室 
2階の全室はこれまでの間取りを基本とし、収納等使い勝手がよくなるように改修しました。
床には杉無垢材を使用し、壁・天井は和紙で仕上げています。

改修前 DSCN9056▲Before
改修前 DSCN9070
 
0Sakamoto_138▲After
Sakamoto_118_re
 

 

小屋裏→ロフト 

小屋裏に新たにロフトスペースを設けました。可能な限りの広さを確保し、
収納スペースを軽作業ができる程の広々とした空間を造りました。

改修前 DSCN8302▲Before
 
Sakamoto_124_re▲After
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