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建築と土木の耐震性

【※2016年9月8日の記事を再編集しています。】

おはようございます。
「和みの一級建築士」オカです。

日本は地震大国です。
大きな地震が来ると人命ももちろんですが建物の耐久性も心配ですね。

どれくらいの地震の強さに耐えられるのか?

建築屋の地震に対する考え方が建物の耐久性のもとになっています。

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建築屋さんと土木やさんでは耐震に対する考え(設計思想)がどうも違うようです。

◎建築物とは?
土地に定着する工作物のうち、屋根及び柱若しくは壁を有するもの(これに類する構造のものを含む。)、これに附属する門若しくは塀、観覧のための工作物又は地下若しくは高架の工作物内に設ける事務所、店舗、興行場、倉庫その他これらに類する施設(鉄道及び軌道の線路敷地内の運転保安に関する施設並びに跨線橋、プラットホームの上家、貯蔵槽その他これらに類する施設を除く。)をいい、建築設備を含むものとする。

出典:建築基準法

◎土木構造物とは?
構造物(こうぞうぶつ)とは、道路、ビル、ダム、堤防などのように複数の材料や部材などから構成され、基礎などにより重量を支えられた構造で造作されたもの。空港、高速道路、高層ビル、駅、港湾などのようにコンクリート構造で作られたコンクリート構造物、鋼橋、工場、その他の鉄骨建造物などのように主要な部材が鋼材である鋼構造物、堤防、盛土、土手などのように土を使用した土構造物など、使用する材質によっていくつかに分類される。建築を除外した土木工学で扱う構造物は特に土木構造物と呼ばれることがある。

出典:ウィキペディア

建築の耐震とは一般に、
建物が建っている間に数回起こる可能性のある中規模の地震(50年に1~2度)に対して、大きな損傷が起きないこと、建物が建っている間に1度起こるか起こらないかの大地震(100年以上の間隔)に対しては、居住者の生命を守る(建物が倒壊しない)ことを目標としています。

すなわち、大地震に対しては倒壊しない程度の損傷は許容しており、
また損傷を受けても安定性を損なわないようにすることが求められているのです。

ただし、原子力発電所など極めて重要な建物に関しては、
一般的な構造物より高レベルの設計目標が課されているそうです。

でも、これまでの地震によりその設計基準が見直されるのは確実ですね。

一方、土木構造物の耐震は、都市の主要なインフラであり、
大地震を受けた際も機能を維持できることを目標としているんだそうです。

地震により土木構造物は損傷することを許されないのですね。

 

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