「今井町 今西家見学会」開催しました!
4/21の勉強会は奈良県橿原市にある今井町寺内町の今西家を見学しました。
今井町は全国的にも寺内町として有名で、地域の方が江戸のまちなみを
保全していこうと努力しているのが、その町並みに現れていました。
今回はその中にある今西家を見学させて頂きました。
この今西家は今井町寺内町の中で行政などを任されていた今井町を代表する家で、
また、寺内町を守る役割も担っていたとのこと。
今西家は今井町内の西側に構え、主に西側より攻めて来る敵から町を守っていたそうです。
今西家の造りの外観は町道からはその高さを低く見せまちなみとの調和を図り、一方、
敵が攻めてくる西側に面しては屋根が高く城郭を思わせるような造り。
これは、屋根を高く見せることで強さを主張し、威嚇の意味を持っていたそうです。
内部の構造に関しては、室内に広い空間を設けるために、間隔を狭くした柱の上に
非常に大きな梁が3本のり、城郭のようなその屋根を支えていました。
梁3本の内、2本は江戸時代当時からの360年経過するもので、1本は昭和に取替えられ、
まだ50年しか経過していないものですが、次に取り替えるとするなら、昭和に取替えした
梁になるのだそうです。
これは江戸時代から支えてきたこの2本の梁が水に浸けられ、
更に燻しをして丈夫に仕上げられていたからだそうです。
色やひび割れなどからも目視でその違いが確認できました。
今回見学させていただいた今井町は寺内町保全の意識が高く、
現代に残る「江戸時代」で、まちなみ保全という観点からも勉強させていただく良い機会になりました。
お忙しい中勉強会にご参加頂きました、T様本日はありがとうございました。
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