通風と採光
おはようございます。
「和みの一級建築士」オカです。
最近私たちは、縦長の押し開き窓を使うことが多いです。
採光がたっぷりほしい南面は、掃出し窓などの大きく窓を設けます。
障子などを入れる和室は昔ながらの引違窓です。
人が入れない縦長の窓は、面格子もいりませんし彩風を考える際には
素晴らしいものなんです。
バリバリだぜぃ!!
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通風と採光
夏の湿気と温度を抑えるには、敷地にあった風の通り道を作る事が大切です。
最近はグーグルなどで季節に応じた風向きを知ることができます。
そして、敷地の周りを見渡して風の通り道を確認いたします。
そうして、建物の配置計画をして間取りに配慮するのです。
密集した市街地では、北側に境界ぴったりと建物を寄せることが多いのですが
少しのゆとりをつくるだけで風の通り抜けが随分とよくなります。
間取りで配慮すべきは、風の入り口・出口となる窓の大きさのバランスです。
入り口が大きくても、出口が小さければ十分な通風は期待できません。
なるべく同じ大きさの窓を設けることです。
できれば風がまっすぐ通る事がいいのですが、風をキャッチして流すという工夫も
縦長窓の吊元を変えることで可能になります。
また、吹抜けなどを利用して上下に風の道をつくる事も効果があります。
日照とは太陽光が建物や部屋を直接照らすことを言います。
まわりの建築物が日照を遮る事も多いので、敷地に落ちる影の位置を知ることが大切です。
冬場は太陽光が求められます。
冬至の時期の一日の影の動きを参考にして間取りの計画をいたします。
また、夏場は日射が室内温度を上げるため太陽光が入らない工夫が必要とされます。
夏場と冬場では太陽の日射角が異なります。
角度が高い夏場には太陽光が入らないよう、角度が低い冬場には十分な光が入るよう
窓の庇の長さを調整します。
建物位置を道路に並行に作るのではなく、
冬至の太陽の南中方向に合わせて建物を振って配置すれば冬場に十分な日照が期待できます。
また、直接光が得られない部屋や場所でも、トップライトを設けたり
間仕切り壁や建具に光を通す工夫をすることで明るい光環境をつくる事が大切です。
通風と採光は間取りの工夫が必要なんです。
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