木の暖かみを感じる理由
木の暖かみは見た目や手触りだけでなく、実際にも暖かいです。
木には熱が伝わりにくいという性質があります。
このため、触ったときに熱が奪われにくく、暖かく感じるのです。
この熱の伝わりやすさは「熱伝導率」と呼ばれ、
熱伝導率が低いと熱を通しにくく、断熱性能が高いといえます。
木に断熱性能が期待できるのは、内部に無数の空隙があるためです。
これは、例えば、発砲スチロールの箱のように、内部に空気層が多くあり、
熱が伝わりにくいという性質と同じといえます。
木の断熱性能は内部に空気を多く含むものほど高いです。
その指標となるのが比重で、木の細胞の比重はどの木も「1.5」で空隙率が高く、
空気が多く含まれるほど、木の比重は小さくなっていきます。
これにより軽い木ほど断熱性能が高いといえ、日本で一番気乾比重の低い木としては、
キリ(比重:0.29)で、比重の低いものでは、スギ(比重:0.38)などがあります。
この比重は木の断熱性能と現すとともに、調湿性能も現してくれています。
木に空隙が多いことで、木が呼吸しその空間の空気を調湿してくれるのです。
キリが古くよりタンスなどに使われてきたのは、調湿性能も期待してのことだったわけです。
住宅で多く使用される材種でもある杉は気乾比重の低い断熱性能と調湿性能が期待できる
優れた木といえます。
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