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間取りの考え方

家づくり(新築・リフォーム)を考える際にこれからの暮らしを想い、新たな間取りや自身が思う希望を叶えるために夢が膨らんでいるかと思います。
この間取りは家そのものの大きさにも影響してきますし、住まいの生活動線や住み心地の良さを大きく左右するものでもあります。より良い家づくりをして頂くためにも注意して頂きたい間取りの基本的な考え方を少しご紹介したいと思います。

 

間取りの考え方

 

面積の配分の目安

まず、希望する部屋数とその広さ(帖数)について考えていきます。
部屋数と広さを合計していくと家の大きさがわかってきます。しかし、この合計だけで家の大きさを決定してはいけません。家の間取りにはこの部屋の他に玄関やホール・廊下、階段、そして収納といったように付属する必要な面積も考慮した上でおおよその広さを想定するようにしましょう。そうすることで、希望する部屋数が多すぎたり、広すぎたりすることがわかるかもしれません。
家全体のおおよその広さを想定する方法として、LDKと個室それぞれの帖数を合計した面積に余裕度として1.5~1.8をかけたものを家全体の必要面積と想定できます。

 

収納の面積について

使い勝手のよい間取りにしたいと考えたときに収納の計画はとても大事です。収納は少なすぎても不便になりますし、多すぎても無駄なスペースとなってしまいます。
敷地内に外部の物置などを検討するのも一つの方法で、屋根裏部分をロフト収納とすることもスペースを有効に使う手段かと思います。
では、目安としてどれくらいの収納スペースを目標に計画したらよいでしょうか。収納スペースの大きさを想定する方法として、家全体の面積に対し、10~12%くらいが収納となるように考え、これを目標に計画すると良いでしょう。

 

廊下の計画は大切

必要な部屋数が想定できるとそれぞれの部屋を1階・2階などどこに作りたいかを検討していきます。そうするとその部屋へ向かうための廊下が必要となることがわかります。この廊下計画はとても大事で、廊下が長すぎると通行にしか使えない無駄なスペースとなりますし、使い勝手も悪くなりがちです。そして可能であれば、廊下にはできるだけ光が入るように計画したいものです。廊下空間のどこかに窓とつながる場所があれば、自然光を取り込むこともできますし、通風を確保することにも役立ちます。
一見、重要視されにくい廊下ですが、実はとても大事な部分なので配慮しておきたいものです。

 

家のかたちにも注意が必要

家の広さと部屋の分配が決まると、家の形も検討していきます。家の形というのは、外観の見た目にも影響します。特に敷地のアプローチ側や家の玄関廻りなどは目にする機会も多いので、この形という部分にも注意をしておきたいところです。
家の形は複雑すぎると施工のしにくさにも影響するので、施工費が割高になる傾向がありますのでできる限り凸凹の少ないシンプルで通りよい家の形を計画すると良いです。

 

周辺環境を考慮して考える

家の形を考えるとともに注意したいのが、周辺環境の影響です。周りに日差しを大きく遮る高い建物などがないか、隣家との位置関係にも注意しておきたいです。
周辺環境に配慮しながら、できるだけ日差しや通風を確保しやすいように家の形・窓の位置を計画すると良いです。冬至の日に1階に影を作らせないためには、南側隣家との間隔を約8mほど確保する必要があると言われています。

 

さいごに

今回は、間取りの考え方について少しご紹介しました。家づくりをご検討の際にはこちらに書いたことを参考にしていただければと思います。
住みやすい家づくりには間取りの考えはとても重要です。新しい暮らしを想像し、これから何十年と生活していく家です。可能な限り自身の希望を盛り込んで、快適で使い勝手の良い家を目指したいですね。

 

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