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防水・防カビ・防火の外壁、「焼杉」を使うのには理由があります!

大阪・滋賀・和歌山を中心に、自然素材にこだわった注文住宅を建築している丹陽社、ブログ担当です。

弊社のブログではお客様の声や、今まで弊社が承った施工事例の紹介のほか、「おうちに適した自然素材」も積極的にご紹介しております。

本日皆様にご紹介したい素材は、主に外壁に使用することを推奨している「焼杉」です。
焼杉とは書いて字のごとく、一度杉材の表面を焼いて炭化させた素材のこと。

焼杉を外壁に使用することにはどのようなメリットがあるのでしょうか。

焼杉の外壁

■優れた「耐候性」、雨風に強い焼杉は「腐りにくい」

まず第1に焼杉は、「雨風に強い」特徴を挙げることができます。

お家の外壁に使用する素材を選ぶとき、注目しなくてはいけないポイントの1つに「耐候性」がありますね。生の木材ですと、水分の侵食を許してしまうことが懸念されます。長年の雨風でどんどん外壁に水分が染み込んでいき、やがて腐ってしまうという心配がでてきます。

しかし、比較して焼杉は炭化をさせているため、雨風に強く、腐りにくい。
1度杉材を燃やすことで、焼杉の炭化している層が水を食い止め、内部への水の浸透を防ぐことができるのです。

耐水性に優れているということは浸水を原因とする防腐性、さらには防カビ性にまで優れていることをも同時に意味します。
 
焼杉の種類
(一言に焼杉といってもその種類は豊富!)

■既に炭化しているため、万一の火災にも火が回りにくい

加え、炭化をさせている杉材はなんといってもその「防火性」は折り紙つきです。
万が一の火災でも燃えにくい、火が回らないことが焼杉の大きな特徴なのです。

簡単な話、真っ黒に炭化させた焼杉はもうこれ以上燃える余地がないために燃焼する心配も少ないのです。

具体的な例を出せば、1分にあたり
焼杉の材料となる杉無垢材…0.6〜0.8ミリ
の燃焼速度で、例えば24ミリの厚みの板の場合に30分間燃え尽きないということを意味しています。

また、表面の炭は落ちても大事な耐候性・防火性は残っていることが焼杉の凄いところでもあります。

■メンテナンスが容易、ダメになった層を張り替えるのみの修繕

ここまでは焼杉のメリットのお話でした。
しかし焼杉も決して痛まないなんてことはありません。
もちろん何らかの外的な損傷、また10〜20年の時間を経ての経年劣化などが考えられます。

ですが、実はここにも焼杉を外壁の仕上げに使用することのメリットがあるのです。
それはメンテナンスも非常にシンプルでラクであるということ。

例えば、工業製品の外壁がダメになってしまった場合、その外壁は丸ごと取り替えなくてはいけません。大掛かりになればなるほど費用もかかってしまいます。

しかしながら焼杉であれば、そのものが割れたり欠けてしまわない限りダメになった部分だけを取り替えるだけで済むのです。

焼杉表面

■メンテナンスに関して、1つ気をつけたいこと

ただ、外壁の焼杉を取り替えることに関して一点ご注意いただきたいのは、
新しい焼杉と古い焼杉の色合いに変化ができてしまうことです。

その点はあらかじめご理解いただき、どうしても気になるようであればその面一面を貼り替えるなどの対応も可能です。

色の統一感は美観には欠かせませんが、同時にお客さまの中にはその焼杉の色の変化を「風合い」・「味」として楽しまれる方も多くいらっしゃいます。

住んできたお家の年月とともに外壁の変化や歴史を楽しむことができることも、焼杉の持つ良さ、自然素材にこだわる楽しさの1つでしょう。

■長い目で見て、総合的に費用を抑えられる焼杉

さてこの焼杉、何より費用が「手頃」であるということも大きな特徴です。

材料そのものの値段も去ることながら、他の外壁、例えばサイディングやゴム素材のシーリング製品、塗料を用いた外壁と比較した際、上で説明したような特定の箇所だけ補修というメンテナンス方法が取れるので長い目で見て費用を抑えることができます。

安くて、耐候性に優れ、天然由来の焼杉を外壁に使用する理由が少しお分かりいただけたのではないでしょうか。

自然素材を”使って”注文住宅の建築を検討されているのでしたら、ぜひ自然素材に“(徹底的に)こだわる”弊社にご相談ください(^^)

焼杉外壁

大阪

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