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ほしい家の大きさ

【※2016年9月23日の記事を再編集しています。】

家の大きさを決める前にまずは資金計画を。

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おはようございます。
「和みの一級建築士」オカです。

家を建てられるときプランもそうなんですが
どれぐらいの大きさの家を建てようか悩まれます。

「大きければ大きいほどいい、収納がたくさんあるのがうれしい。
でも、予算があるのでよくわかりません。」

「みなさん、どれぐらいの予算でどれぐらいの大きさの家を建てられているんですか?」

よくこんな声を聞きます。

建築面積は多くの場合、二つの要素で決まります。

ひとつはその土地の法的規制です。
代表的なのは、建築基準法の建蔽率とか容積率とかのあれです。
そのほかにもいろいろな規制がある地域もあります。

もう土地が決まっていればその土地の規制で、最大の面積、最大の高さが決まってきます。
もうその制約の中で家の大きさを決めるしかありません。

二つ目はやはり資金による制約です。
なんといっても、家造りで一番大切なのは

資金計画です!!!!

幸せに楽しく暮らすために家を建てるのですから
ローンに追われて生活を切り詰めるのは、本末転倒だと思うのです。
生涯収入のシュミレーションを行って無理のない範囲で借入額を決めましょう!

資金に対してどのぐらいの大きさの家が建てられるか予想しやすいのは坪単価で考えることです。
坪単価を低く抑えると同じ価格でも広い面積を得られます。
でも、建物の仕様や性能を落とすことなので容易にはできません。

「それじゃあ、これまで建てられた人はどれぐらいの家を建てらているんですか?」
という質問が出てきます。

 

ゆとりの部屋をどれだけ取り込むかで家の大きさは変わります。

全国のハウスメーカーや工務店のデータを集計したものを見てみますと、
注文住宅では、家族の人数掛ける8~9、つまり4人家族ですと32坪~36坪。
建売住宅ですと家族の人数掛ける7~8、つまり4人家族ですと28坪~32坪。
が最も多いそうです。

これはゆとりのスペースを住まいの中にどう取り込むかで変わってきた数字です。

住まいには、リビングや寝室など「基本の部屋」とキッチンや収納をはじめとした
「ゆとりの部屋」があります。

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「基本の部屋」の面積を1.0としたとき、
「ゆとりの部屋」の面積は0.5~1.0の間に納まるものです。

基本部分1.0にゆとり部分0.5~1.0を加えた値を「間取り係数」と呼びます。
(建築家 吉田桂二氏考案)

この「間取り係数」が大きいほど、住まいのゆとり度も大きくなります。

このように住まいの部分を「基本の部屋」と「ゆとりの部屋」に分けて考えますと
このゆとり部分にこそ住み手の個性やこだわりが反映されると思えるのです。

でもなんといっても自分の身の丈に合った計画をするのが一番です。

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