LED照明に切り替える際に気をつけたい6つのポイント
前回、LED照明の特徴について書いてみましたが、では実際取り変える際に気をつけなければいけないことって何でしょう??
① 通常のLED照明を取り付けられない器具に注意!
具体的には3つのケースで注意が必要です。
1つ目は電球を調光する設備を使っている場合。通常のLED電球を調光機能付きの照明に取り付けると、決まった電力が供給されないので、故障の原因になります。このようなときは、「調光器対応」のLED電球を選びましょう。
2つ目は照明器具をカバーで覆っている「密閉型器具」の場合。バスルームの照明などがこれに当てはまります。
密閉型器具は、普通の照明よりも熱がこもりやすい。
熱に弱いLED照明にとって、放熱がうまくできない環境は故障の原因にもなります。それでも現在では各メーカーから、密閉型器具に対応した製品が販売されています。密閉型器具で使用するときは、必ず対応製品を選びましょう。
3つ目は、廊下の天井照明に多い「ダウンライト」の場合。
ダウンライトは天井にはめ込むような形になっていますが、その多くは天井を覆っている断熱材を持ち上げる形になっています。
こうなると、ダウンライト自体が断熱材で覆われている形になってしまいます。
このような照明器具を「断熱材施工器具」と呼びます。
断熱材がLED電球の放熱の邪魔をするので、一般的なLED電球をはめてしまうと、寿命が短くなってしまったりとあまりいい結果にはなりません。この場合も専用の電球を選びましょう。
◎断熱材施工器具かどうか判断するには?
各メーカーは断熱材施工器具に目印となるシールを貼っています。
上の写真にあるようなマークいずれかのシールを見たら、断熱材施工器具だと判断し、専用のLED電球を買うようにしましょう。
② 口金は従来照明と同じサイズに!
従来の蛍光灯などからLED照明に切り替える際は、従来と同じ口金のサイズを選べばOK!
代表的なLED電球である「一般電球形」の場合、一般白熱電球と同じ”口金”である「E26 口金」が使用されています。さらに、小形電球では「E17 口金」、ハロゲン電球では「E11 口金」などがあります。使っていた照明の口金のサイズを確認し、同じサイズのものを選びましょう。
③ 明るさはlm(ルーメン)をチェック!
明るさについては、(社)日本電球工業会の「電球形LEDランプ性能表示等のガイドライン」では、明るさでLED電球と比較する一般白熱電球や小型電球のW数に相当するルーメン値が示されています。
以下の表ををご確認ください。
● 一般電球からのお取り替え
一般電球タイプ E26口金 | |||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
一般白熱電球 ワット(W)相当 |
20ワット相当 | 30ワット相当 | 40ワット相当 | 50ワット相当 | 60ワット相当 | 80ワット相当 | 100ワット相当 | 150ワット相当 | 200ワット相当 |
ルーメン(lm)値 | 170ルーメン以上 | 325ルーメン以上 | 485ルーメン以上 | 640ルーメン以上 | 810ルーメン以上 | 1160ルーメン以上 | 1520ルーメン以上 | 2400ルーメン以上 | 3330ルーメン以上 |
● 小形電球からのお取り替え
小形電球タイプ E17口金 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
小形電球 ワット(W)相当 |
25ワット 相当 |
40ワット 相当 |
50ワット 相当 |
60ワット 相当 |
75ワット 相当 |
100ワット 相当 |
ルーメン(lm)値 | 230 ルーメン 以上 |
440 ルーメン 以上 |
600 ルーメン 以上 |
760 ルーメン 以上 |
1000 ルーメン 以上 |
1430 ルーメン 以上 |
④ 重量に注意!
従来型の電球の重さは、E26口金の白熱電球で30g程度、E17口金のミニクリプトン電球で15g程度。一方、LED電球は比較的小さいE17口金の製品でも重さは40gくらい。E26口金の製品になると70g程度のものから、重い物では180g以上のものもあります。
天井に固定してある照明器具に取り付けるならあまり気になりませんが、デスクスタンドや、スポットライトなど向きを変えることができるような照明に使うときは注意しましょう。バランスを取れずに倒れてしまったり、スポットライトの場合は角度を決めるねじの締め方が甘いと照明の向きが下に向かって動いてしまったりする場合があります。
⑤ 光の広がり方に注意
LED電球の光の広がり方には、全方向(光が全体に広がる)タイプ、下方向(光が下に広がる)タイプ、集光(照度が高く、照明領域が小さい)タイプなどがあり、全方向タイプは、シーリングライトやルームスタンド、下方向タイプと集光タイプはトイレや廊下のダウンライト、手元を照らすスタンドなど部分照明用などに使用します。
⑥ 色の選び方に注意!
照明に凝る人であれば、光の色は重要だと思います。
リラックスしたい空間には電球色、オフィスや勉強部屋など、集中力を発揮させる場所には昼白色など、
場所と利用シーンを考えて光色を選ぶといいと思います。
また調光できる照明であれば、活動的な時間には昼白色、休息する時間は電球色に変えたりするとより効果的です。
電球色
昔ながらの電球のようなオレンジがかった光色です。
穏やかで暖かい感じでリラックスしたい場所(寝室など)に向いています。
昼白色
太陽光に似たナチュラルな白い光色で自然な明るさです。
リビングやダイニングなど昼間でも人が居る場所に使うといいでしょう。
昼光色
昼白色より少し青みがかったクールな感じの光色です。
仕事場や勉強部屋など気持ちを集中させる場所にいいでしょう。
一般的には色の種類は上記のように言われていますが、部屋の雰囲気や好みによって光色をチョイスしましょう!
いかがでしたか?
取替えの際は結構気を付けるポイントがたくさんありますね(^^;)
最初に気を付けていれば、あとは同じものを買い替えるだけなので、最初が肝心ですね!
私もこれからLEDに切り替えていこうと思っているので、
実際に取り換える際の参考にしたいと思います(^^)
≪参考URL≫
http://news.only-1-led.com/led-bulb-change-7points
http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1209/20/news016.html
http://style.nikkei.com/article/DGXDZO34093090Z10C11A8W04001
http://www.jlma.or.jp/led/pdf/LED_denkyugata_guide.pdf
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