ブログ

   

整理収納のお話 ④ 「モノと人との関係」

こんにちは。
のんびり主婦デザイナーの大和です。

前回は、「整理とは区別すること」をテーマにお話ししました。
(前回の記事はこちら)

今回は、「モノと人との関係」についてお話したいと思います。

「整理」をする上で、モノと人との関係はとても重要なものになってきます。
なぜなら、人との関係性によって、そのモノが必要なものか不要なモノなのか、また収納する場所も大きく変わってくるからです。

モノと人との関係を以下の図で表しました。
4つの区別をつけて考えてみたいと思います。

① アクティブ領域

人とモノとの関係がとても活発な状態。
お気に入りで常に身に着けたり、毎日使っているもの。携帯電話・包丁など。

② スタンバイ領域

今は使っていないけれど、すぐに取り出せたり使える状態にあるもの。
服・クリスマスツリー・消耗品など。

③ プロパティ領域

所有しているだけのもの。
必要になった時に、どこに収納しているかさえ把握できていいないもの。
あるのかないのか覚えていないもの。

④ スクラップ領域

必要とされることもなく、ただ廃棄を待つのみの状態のもの。
いわゆる“ゴミ”ですね。

 
この4つの領域のどこが多いかは、性格や習慣によって変わってきます。
あなたは以下のタイプのどれに当てはまりますか?
おうちの中にしまってあるものを想像しながら、考えてみてください。

 

①今必要なモノだけで暮らしていく…シンプル派

今必要なモノだけで暮らしていく…シンプル派

こちらはアクティブ領域にあるモノがとても多い場合です。
4つのタイプの中で一番モノの量が少なく、必要最低限のモノで生活をされています。
今、自分が必要なモノと一緒に暮らしていこうとしているので、使用しなくなったモノはどんどん手放して必要なモノを手に入れている状態です。
たとえば、お子さんがいるご家庭などでは、上の子どもが成長し着れなくなった服を下の赤ちゃんのために置いておくということがあると思いますが、このタイプのご家庭では、置いておくことはありません。今使えないものは捨て、必要な時期に新しく買い足すので、モノの回転が速く、滞留することがありません。
このタイプは整理に手間がかからないので、目指すべきタイプだといえるでしょう。

 

②モノがすぐに使えるように収納…整理上手

モノがすぐに使えるように収納…整理上手

こちらはスタンバイ領域にあるモノがとても多い場合です。
モノを大切にしようとする価値観と無駄をなくしたいという価値観の両方を持ち合わせています。
お子さんがいるご家庭を例にあげると、①とは違い、上の子が成長し着れなくなった服もきっちり取っておかれるご家庭に多いタイプです。そして取っておいた服も、必要になった時にいつでもサッと取り出せる状態をキープしています。
スタンバイ領域にあるモノを上手に管理し、非常にモノを大切にするという感覚があらわれています。
このタイプも目指すべきタイプなのですが、モノを大事にとっておくということに執着しすぎると、使わないモノ(スタンバイ領域から外れてしまうもの)が増える可能性があります。

 

③モノの量が多くて整理しきれない状態

モノの量が多くて整理しきれない状態

こちらはプロパティ領域にあるモノがとても多い場合です。
モノの量が多いのに整理ができていない状態で、理想的ではありませんね。
モノの量が把握できないほど多く、そのため所有目的もあいまいになっています。まずはモノの量を減らしていくことが大切です。

 

④どれがいるもの!?俗にいうゴミ溜め状態…

どれがいるもの!?俗にいうゴミ溜め状態…

こちらはスクラップ領域にあるモノがとても多い場合です。
いわゆる「ゴミ屋敷」です。
不要なモノであふれている⇒モノを必要としていない⇒生活自体が活動的ではありません。

 

いかがでしたか?
まずはモノに対して、必要か不要かを考えてみましょう。
必要・不要の判断基準は、そのモノがまだ使えるものか、使えないものかという基準ではありません。
必要なモノというのは、あなたが「使うもの」なのです。

「使わないもの=不要なモノ」

という考え方で、モノを整理してみてください。

 

家づくりのご相談は丹陽社まで

—————————————————————

~ 家づくりのご相談は丹陽社まで ~
丹陽社のホームページ → https://tanyosha.co.jp/

~ Facebookでも情報を更新しています ~
丹陽社のFacebookページ → https://www.facebook.com/tanyoshapage

—————————————————————-

\ 家づくりの資料をお届けします /

無料の資料請求のお申し込みはこちら
板倉造りとは? イベント・見学会お申し込み 資料のご請求 メールでのお問い合わせ