省エネ住宅エコポイント復活
平成26年12月27日の閣議決定を経て、
省エネ住宅エコポイントが復活となりました。
エコポイントは住宅の省エネ化等に対する工事に対して
ポイントが付与され、1P=1円として、
商品の交換や工事費用に充当できる補助制度です。
住宅を断熱改修するなどの大がかりな工事に限らず、
例えば、窓に内窓を設けての冷え込みを解消するといった
それでは、従来制度と新制度の概要について比較しておき
○従来の省エネ住宅エコポイント
①対象期間:H23.10~H24.10に着工
②対象住宅:新築、リフォーム
③対象種別:持家、借家
④対象住宅の性能要件等
a.新築:トップランナー基準相当(木造住宅は省エ
b.リフォーム:
(1)窓の断熱改修
(2)外壁、屋根、天井、床の断熱改修
+上記(1)又は(2)にともなう以下の工事等
1.バリアフリー改修
2.エコ住宅設備の設置
(太陽熱利用システム、高断熱浴槽、節水型トイ
3.リフォーム瑕疵保険への加入
4.耐震改修
⑤ポイント数上限:
新築:「被災地 30万ポイント」
「その他 15万ポイント」
リフォーム: 最大30万ポイント
(耐震改修を行う場合は最大45万ポイント)
(工事内容に応じ2000~10万ポイント)
⑥交換商品:地域産品、商品券等
(被災地支援にポイントの半分以上を充当)
————————–
●新制度の省エネ住宅エコポイント
(※):新制度による変更項目
①対象期間: (※)H26.12.27以降に契約~
②対象住宅:新築、リフォーム (※)完成済新築住宅の
③対象種別:持家、 (※)借家(リフォームのみ)
④対象住宅の性能要件等
a.新築:トップランナー基準相当(木造住宅は省エ
b.リフォーム:
(1)窓の断熱改修
(※)(2)外壁、屋根、天井、
(※)床の断熱改修(部分断熱可)
(※)(3)設備エコ改修(エコ住宅設備3種類以上)
+上記(1)~(3)にともなう以下の工事等
1.バリアフリー改修
2.エコ住宅設備の設置
(太陽熱利用システム、高断熱浴槽、節水型ト
3.リフォーム瑕疵保険への加入
4.耐震改修
⑤ポイント数上限:(※)最大30万ポイント
(耐震改修を行う場合は最大45万ポ
(※)(工事内容に応じ3000~12万
(※)(既存住宅購入を伴うリフォームは
⑥交換商品:(※)地域産品、商品券等
————————–
上記がエコポイント制度の概要となります。
では、どのような工事が制度の対象になるのでしょうか。
種別については下記の通りです。
1.エコ住宅の新築(下記のいずれかの条件に適合)
①省エネ法のトップランナー基準相当の住宅
②一次エネルギー消費量等級5の住宅
③一次エネルギー消費量等級4の木造住宅
④断熱等性能等級4の木造住宅
⑤省エネルギー対策等級4の木造住宅
2.エコリフォーム
①窓の断熱改修
②外壁、屋根・天井又は床の断熱改修
③設備エコ改修工事
(エコ住宅設備を3種類以上設置する工事)
+
上記①、②、③に併せて行う以下の工事等
a.バリアフリー改修
b.エコ住宅設備(2種類以下)
c.リフォーム瑕疵保険への加入
d.耐震改修工事
e.既存住宅購入後のリフォームによるポイントの加算
3.完成済購入タイプ
完成済みのエコ新築住宅の購入(基準は1.と同じ)
◎2.のエコリフォーム具体的な工事内容については、
一戸あたり30万ポイント上限
+(2.のa-eの工事によるポイントの加算)
※d.耐震改修を行う場合は最大45万ポイント上限と
※注意)ポイント上限とは各工事箇所のポイント数の加算
上限という意味です。
工事箇所がポイント上限に達しなければ、
上限以下のポイント数となります。
————————–
2.のエコリフォーム工事の
具体的な工事内容をあげていきます。
(各工事に応じたポイント加算)
■窓の断熱改修
・内窓設置
外窓交換:(大)20000ポイント、
(中)14000ポイント、(小)800
※(大)(中)(小)とは窓の面積による分類で
(大)2.8㎡以上、(中)1.6㎡以上2.
(小)0.2㎡以上1.6㎡未満
・ガラス交換:
(大)8000ポイント、(中)5000ポイント、(小
■外壁・屋根・天井、床の断熱改修
・外壁:120000ポイント(部分改修の場合は60
・屋根、天井:36000ポイント
(部分改修の場合は18000ポイント)
・床:60000ポイント(部分改修の場合は3000
■エコ住宅設備の設置(※内3種類以上の設置が必要)
・太陽熱利用システム:24000ポイント
・高効率給湯器:24000ポイント
・節水型トイレ:24000ポイント
・節湯水栓:3000ポイント
・高断熱浴槽:24000ポイント
上記に併せて行う以下の工事
◆バリアフリー改修(※上限60000ポイント)
・手すりの設置:6000ポイント
(例:浴室内・便所・洗面所・居室内・廊下・階段
・段差解消:6000ポイント
(例:屋外に面する出入り口(玄関・勝手口等)、
屋内(浴室を除く)の出入口段差解消など)
・廊下幅等の拡張:30000ポイント
(例:通路の幅を拡張する工事、出入口の幅を拡張
◆リフォーム瑕疵保険への加入:11000ポイント
◆耐震改修:150000ポイント
(※耐震改修工事とは、昭和56年5月31日以前に
着工された住宅で、現行の耐震基準に適合して
いないものについて、現行の耐震基準に
適合させる工事のことです。)
————————–
以上が工事の具体的項目です。
例えば、上記の工事で内窓設置工事を行うとした場合の
計算をしてみます。
(大)サイズの窓×2ヶ所と(中)サイズ×1ヶ所を
行ったとします。
この工事に対しては
(大)20000ポイント×2=40000ポイント
+(中)14000ポイント×1=14000ポイント
合計して40000ポイント+14000ポイント=54
の補助が受けられることになります。
この54000ポイントを1P=1円に換算し、工事費に
即時利用の申請をした場合は内窓設置工事の工事費に
5万4000円差し引くことができます。
内窓設置は比較的簡単に行える工事でありながら、
断熱効果の高い工事ですので、
住宅エコポイントを利用できるこの期間に
検討されてみてはいかがでしょうか?
—————————————————————
~ 大阪で省エネ住宅を建てるなら丹陽社へ! ~
丹陽社のホームページ → https://tanyosha.co.jp/
~ Facebookでも情報を更新しています ~
丹陽社のFacebookページ → https://www.facebook.com/tanyoshapage
—————————————————————-