駒井家住宅見学会 終了しました
8月23日(土)、今月の勉強会の「駒井家住宅」見学会は無事終了しました。
8月の勉強会は、京都にあるウィリアム・メレル・ヴォーリズ設計の「駒井家住宅」を見学しました。
久しぶりに朝から雨が降り、あいにくの天候になってしまいした。
この時期の京都は暑いだろうと覚悟していたのですが、雨のおかげで暑さは、おさえられたので良かったのかな?
今回は、先月に竣工したばかりのお客様が、お子さんと一緒に参加して下さいました。
お忙しいところ、遠方まで本当にありがとうございました。楽しい勉強会になりました。
ヴォーリズ設計の「駒井家住宅」は、遺伝学者であった駒井卓博士(京都帝国大学理学部教授)の住居として、1927(昭和2)年に建てられたそうです。
閑静な住宅地の中にあって、赤い屋根に格子入りの窓がかわいいい洋風の建物でした。
緑いっぱいの庭に囲まれ、緑が建物を更に引き立てています。
母屋?は、30坪くらいのこじんまりした建物で、各部屋は洋館としては以外に狭いですが、
うまくプランニングされていて、使用用途により連続した部屋になったり、個室なたったりと、田の字型平面の変形バージョン(洋風バージョン?)のような間取りです。
各部屋の窓の構成が絶妙で、内と外がバランス良く繋がって、景色が空間の一部になり、広がりと優しさを感じます。
住み人の気持ちと生活を考え、収納や配置、デザインに色々な工夫がされていて、設計者のこだわりと人柄を感じられました。
(きっとこの駒井家住宅の設計は、楽しかっただろうな~)
約80年前に建てられた住宅なのに現在でも何の違和感も無く、内外部共に経年変化ががいい風合いを出していて、住んでいた人の愛着が感じられ建物でした。
丹陽社の「咲庵show’u板倉造りの家」も住めば住むほど愛着が湧き、風合いが増していく家づくりをめざしています。
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