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柱・板を丸太からどのようにつくるの?

将来、家を建てるならやっぱり本物の木の家に住みたい!!
そんな私と一緒に、木の家について色々と勉強していきましょう。

今日は、建築材の「木取り」についてです。
木取りとは、丸い原木から使用用途に応じて、必要な材を製材する作業のことです。
山に近い製材所で行われています。

身近にある柱・板は、角材としてしかイメージが湧かないけどどのようにして、丸太から取られているのでしょう?
と、その前にまず、樹木の構造を見てみましょう。

図に色鉛筆で色を着けて、楽しくて分かりやすくしてみました。
「心材」「辺材」って木のどの部分なの??

■ 木の構造

樹木の構造

≪ 維管束形成層 ≫

樹皮の内側にあり、この部分で細胞が増殖して通常樹木の木部・樹皮をつくり出している。

≪ 年輪 ≫

木部は外に近いほど新しく、春から夏にかけてよく成長します。この期間に作られた細胞は、大きくて膜が薄い細胞ができ、柔らかく色も薄くみえます。夏から秋にかけて作られた細胞は、小さくて膜の厚い細胞ができ、堅くて色も濃く見えます。これらの成長が毎年繰り返され、木を輪切りにしたときに、年輪としてあらわれます。

≪ 心材 ≫

通常「赤身」と呼ばれ、樹心に近い部分。辺材が変質して細胞が死んだ硬い組織で、樹脂や色素などの心材成分を含むことで腐朽菌などの微生物の攻撃から木を守る。建築用材としては、基本的な構造材は心材を中心に使います。

≪ 辺材 ≫

「白太」と呼ばれ、心材の外周にある樹皮に近い部分。水分や栄養分を通すパイプの役割を果たす柔らかい生きた組織。栄養分を含むので腐朽菌やシロアリの被害を受けやすく、濡れた状態で放置すると腐りやすい。建築用材としては、野地板や貫材畳の下の荒床材など下地材全般に用いられる。

≪ 柾目 ≫

年輪に対して直角に近い角度で挽いた板で、細かいまっすぐな縞が出る。狂いにくいのが特徴。狂いが少ない材が求められる障子などの建具に用いられる。

≪ 板目 ≫

年輪の接線方向に挽いた板で、年輪が筍のような模様となる樹皮に近く水分の多い木表が乾燥収縮して反ったりします。木目の変化が楽しめ、天井材などに向く。

やっぱり図で見ると、木の構造も分かりやすいです。
木の事は、まだまだ奥が深く、調べていても知らない事、分かっていない事がいっぱいで楽しいです。


■ 木取り

昔は、ノコギリで1本1本時間をかけて挽きだしていましたが、現在は、原木を台車に載せて、ベルトソーと呼ばれる回転式のノコギリに通して製材されています。
あらかじめキズや節などを見極め、どの位置でどのような部材を取り出すか決めて、できるだけ効率よく価値のある材を取り出します。

≪ 木取りの例 ≫

樹皮に近い方から数枚の板材等を挽きだし、中心に年輪の心を持った角材(柱)を製材していきます。
安定した品質が要求されるものは、中心に近い所で取るんですね。
木取り

★4寸(12cm角)の柱を取るには、原木の末口径が18cm以上必要丸い原木から四角の材を取るので、外側の部分は残ります。
元のの断面積の60~70%が建築材料となり、あとの30~40%は、チップ材として紙の原料になったりします。

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