木の種類(広葉樹と針葉樹、落葉樹と常緑樹)
将来、家を建てるならやっぱり本物の木の家に住みたい!!
そんな私と一緒に、木の家について色々と勉強していきましょう!
とりあえず、木の基本的な事からはじめたいと思います。
木のことを知って、もっと木の家づくりを楽しもう!!
木と言ってもいろんな種類があるみたいだし、まずは、「針葉樹」と「広葉樹」の違いって何??
Contents
「針葉樹」と「広葉樹」の違いって??
樹木は、葉っぱから区別して針葉樹と広葉樹に分けられています。
樹木の祖先は、針葉樹だと考えられていて、
広葉樹は針葉樹のある種が太陽の光をたくさん浴びる事が出来るように葉を広げ、変化していったそうです。
≪ 針葉樹の特徴 ≫
■ 葉が針やうろこのように細かい。
■ 温帯から亜寒帯に分布
■ ほとんが常緑樹である。
■ 年輪がはっきりしている。
■ 日光を得るために高く上にのびていく。
■ 木目が比較的まっすぐに通っている。
■ 材質が軽く、柔らかく加工しやすい。
■ 虫が嫌がる香りがある。
■ 主に構造材、和室の造作、建具に利用される。
■ 建築用材として植林される。(50~60年で利用可能)
ヒノキ・スギ・ツガ・アカマツ・クロマツ・ヒバ など
≪ 広葉樹の特徴 ≫
■ 葉が広くて、平ら。
■ 暖かい地方に分布
■ 落葉樹と常緑樹がある。
■ 年輪がはっきりしていない場合がある。
■ 日光を得る為、枝葉を横に大きく広げる。
■ 木目が複雑に変化して美しいものが多い。
■ 材質は、重くて硬く、加工しにくいが丈夫。
■ 虫が好む香りがある。
■ 主に家具、洋室の造作・フローリングに利用。
■ 多くが自然木
ケヤキ・クリ・ナラ・タモ・キリ・ブナ など
※なかには、イチョウのように広い葉を持つけれど針葉樹に分類されるものや、広葉樹でも桐のように柔らかいものあります。
これらの特徴のある針葉樹と広葉樹。それぞれの良さを活かして家づくりでは場所によって使い分けています!詳しくはこちらの記事からお読みください(*^^*)
家づくりと木の種類。― 広葉樹と針葉樹 ―
次に、寒くなるとどうして、葉を落とす木と落とさない木があるのだろう?
木は、四季の変化によって色々な形態をとりますよね。
「落葉樹」と「常緑樹」の違いって??
■ 常緑樹・・・一年を通して葉を落とさない。
葉を落とすか落とさないかは、木の自然に対する環境戦略の違いだそうです。
なんだか難しそうですが、ちょっと理科の授業を思い出して・・・・・
と言うのも、葉の役割が大きく関わっているようです。
〈 葉の役割って? 〉
■ 光合成を行なう
葉の表面のある葉緑素によって、取り込まれた光のエネルギーが根から吸い上げられた水を酸素と水素にわけ、さらにその水素と葉の気孔から取り入れられた空気中の二酸化炭素を結合させて、ブドウ糖やデンプン、酸素を作り出すのが光合成です。
■ 植物体の体温調整
樹木は、生命を維持する為に多量の水分を蓄えているが、水分は、葉にある気孔から蒸散されます。この時の潜熱逃避によって、植物体の体温調節を行ないます。
広葉樹に落葉する木(落葉樹)が多い理由
これらの話しをまとめると、広葉樹に落葉する木が多い理由が分かるんです!
落葉樹は、乾季や冬のほとんど雨が降らない時期に葉を枯らします。紅葉の時期を過ぎると、モミジやケヤキの葉は地面に落ちますよね。
それは乾季に葉の気孔から、水分がどんどん失われると生命に影響するので、葉を枯らして落とす事で蓄えている水分で、雨の少ない時期を乗り越えようとしているのです。
逆に雨がたくさん降っている時期には、気孔から発散される水分を、十分にまかなう事ができるので、葉は、光合成をして出来るだけエネルギーを保存しようとします。
だから葉が枯れる事がないんですね。
針葉樹に落葉しない木(常緑樹)が多い理由
では、なぜ針葉樹は落葉しなくても大丈夫なのでしょうか。
それは針状の葉は、光合成ができる面積は少ないが、気孔の数も少なくなり、水分蒸発も少なくて済みます。
そのため寒い時期でも葉を落とさずエネルギーを蓄える続けようとするのです。
また寒い地域の常緑樹は、それ以外にも冬を耐える仕組み(耐凍性)が葉に隠されているそうです。
長くなりましたが、木の種類と特徴、伝わりましたか??
樹木は、葉の形状や仕組みを進化させて、それぞれが置かれている環境条件に適応して、生き続けようとするようです。
自然の力ってすごい!!
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